02-4メルマガ「チホウ政治じゃーなる」 vol.301~333

2012年4月 6日 (金)

チホウ政治じゃーなる vol.301

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 vol.301            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2004/11/8 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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   知れば誰もが呆れてしまう! そんな「知呆」な「地方」の政治の
   出来事を地方紙や地方版から探しだし、報告するミニ・ニュース。
   この号の配信部数は合計3,926部でした。 http://www.kabashima.com/
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   政治風土、知事の改革度、財政の健全度、情報公開度……
        すべての都道府県政を多角的に評価
          『採点! 47都道府県政』
 樺嶋秀吉著 平凡社新書(平凡社刊) 定価:本体820円(税別)
  内容紹介はこちら→ http://www.kabashima.com/pr/saiten.html
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抄録・チホウの出来事
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 各地方紙のWEBサイト上で記事がすでに更新されて見あたらないときは、
 サイトにあるバックナンバーや記事検索を利用して探してください。なお、
 ここで紹介する見出しは各紙がつけたものではありません(オリジナル!)
 ので、検索の際は自治体名、人名をキーワードにご指定ください。見出し
 中のマークは、?=「呆れた話(知呆)」、!=「いい話(知褒)」。
 どちらの「チホウ」も3個が最高。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃辞職勧告への報復「かけマージャン」暴露 ??? ――群馬県大間々町┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<東京新聞=6日> http://www.tokyo-np.co.jp/

 町議会臨時会で、桐生市など4市町村合併推進派の4町議が、行政視察で近
藤昭次町長や複数の町議がかけマージャンしていた問題を明らかにした。笠懸
町など3町村合併派の町議が、4市町村合併派の町議に対して議員辞職勧告決
議案を提出、可決させたことへ応酬。町長らはかけマージャンの参加を認めた。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃三セクへの貸付金275億円を事実上「棒引き」へ ?? ――北九州市┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<西日本新聞=6日> http://www.nishinippon.co.jp/

 北九州市の北九州都市モノレールを運営する三セク「北九州高速鉄道」の経
営を見直す第三者委員会は、市からの借入金275億円を当面返済猶予とし、
最終的に株式化するよう提言。市はこの株すべてを引き受ける方針で、三セク
の借金を事実上“棒引き”することになる。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃行政評価システムで99%が妥当という「自己評価」 ?? ――沖縄県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<沖縄タイムス=3日> http://www.okinawatimes.co.jp/

 県が本年度から導入している沖縄振興計画の分野別計画の行政評価システム
で、計203の対象施策のうち、99%に当たる201施策が「妥当」または
「ほぼ妥当」の判定が出た。県3役と各部局長らでつくる県振興推進委員会が
了承。「自己評価のため、評価結果が甘すぎる」との指摘も。

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チホウ政治じゃーなる
編集・発行人 樺嶋秀吉
ご意見・ご要望は info@kabashima.com
購読の申し込み・停止・配信先の変更は
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バックナンバーも http://www.kabashima.com/ でご覧になれます。
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      政治家、公務員、都道府県別「ひどさ」を総検証!
        民主主義のコストについてとことん考える
          『「税金ムダ喰い」のカラクリ』
 樺嶋秀吉著 光文社ムック(光文社刊) 定価(本体952円+税)
  内容紹介はこちら→ http://www.kabashima.com/pr/zeikin.html
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チホウ政治じゃーなる vol.302

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 vol.302            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2004/11/15 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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   知れば誰もが呆れてしまう! そんな「知呆」な「地方」の政治の
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   この号の配信部数は合計3,924部でした。 http://www.kabashima.com/
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<政治参加を考えるNPO法人コラボのニューズレター「コラボ」11月号>
インタビュー:市民主体の自治めざし、積み重ねる実証実験
             尾崎誠一(埼玉県志木市企画部政策審議室主幹)
連載企画:テーマ書評:ゼロから始まる地域再生、ほかエッセイなど
 毎月5日発行 購読希望者は→ http://www.npo-collabo.org/
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発行人より
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●朝日新聞のI記者から絵葉書が届きました。北海道から山梨県の南アルプス
市へ赴任したという挨拶です。北海道報道部時代は道東の自然に親しむアウト
ドア派として知られ、毎年送ってくれる年賀状には知床の大自然や動物たちの
姿が生き生きと映し出されていたものです。今回の挨拶状は、雪化粧した南ア
ルプス・北岳を遠景に置き、手前の紅葉した森とのコントラストが実に美しく
表現されています。

 彼との出会いは山形でした。毎日と朝日と新聞社こそ違え、ともに1981
年入社の同期。山形支局での駆け出しのころは、先輩記者に叱られながら一緒
に警察や検察庁、裁判所などを回ったものでした。彼との付き合いで一番思い
出深いのは、山形市の中心部から20キロほど北にあるK町で起きた町長の汚
職事件です。

 山形県というところは、殺人や強盗のような凶悪犯罪は滅多にないのですが、
県警の捜査2課が優秀だったこともあって、汚職事件の摘発が毎年続きました。
ある日、夜回り先でK町の「Xデー」は明日と聞き込んだ私は、翌日、まだ暗
いうちから車を飛ばして町長宅前で張り込み、捜査員が町長に任意同行を求め
るところを望遠レンズで押さえることに成功。ところが間抜けなことに、入札
で便宜を図ったとされる肝心の工事名が特定できていなかったのです。

 フライデーには成功したものの、肝心の事件の概要が分からないのでは仕方
ありません。逮捕令状を執行する前に警察が被疑事実を教えることはないので
すが、それでも念のためと立ち寄った所轄署でI記者にばったり出くわしまし
た。ふだんは仲良くしていても、こういうときは互いにどういう情報を掴んで
いるか腹の探り合いです。勘の鋭い彼は、任意同行の現場写真を撮られたこと
に気づいたらしく、苦笑いを浮かべると、「じゃあ、体育館の写真を撮って帰
ろうか」と言いいます。「ああ、そうだね」。私はそう答えながら、心の中で
は<そうか、体育館だったんだ!>とガッツポーズです。人のいい彼は、自分
の車で先導して町立体育館まで連れて行ってくれました。

 結局、東北の小さな町で起きた汚職事件では本紙の夕刊に載せてもらえず、
各紙とも翌日の県版扱いとなりましたが、町長の任意同行写真は毎日だけ。県
警の捜査2課長からは「ネタ元は誰だ」と脅されるなど、ちょっと鼻高々でし
たが、得意の日々はすぐに終わりました。現地に通信局の記者がいる朝日新聞
が、支局記者の教育のために本社から派遣されている元社会部記者の指揮の下、
談合問題を掘り下げる重厚な企画記事を連発してきたのです。もちろん、I記
者も書き手の1人です。もともと記者が他社より少ない毎日新聞は日増しに圧
倒され、1カ月も経ったころには私も青息吐息の悲惨な状態になっていました。

 そのI記者が着任した支局がある南アルプス市では、マンモス議会と批判を
浴びて解散した市議会の「出直し」選挙が21日に告示されます。故・金丸信
元自民党副総裁のお膝元だっただけに、政治土壌が古いのか、旧町村時代には
首長汚職が連鎖的に摘発されたことでも知られています。その新任地でI記者
がこれからどんな記事を書いてくれるのか、とても楽しみです。

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   政治風土、知事の改革度、財政の健全度、情報公開度……
        すべての都道府県政を多角的に評価
          『採点! 47都道府県政』
 樺嶋秀吉著 平凡社新書(平凡社刊) 定価:本体820円(税別)
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抄録・チホウの出来事
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃合併まとめた町長に「特別職ポスト」用意へ ?? ――三重県四日市市┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<伊勢新聞=10日> http://www.isenp.co.jp/

 来年2月に楠町と合併する四日市市は、楠町長を新設の特別職ポストに迎え
る検討を始めた。新人町長ながら、指導力を発揮して合併をまとめた手腕を高
く評価しており、合併後の行政運営を円滑に進める上で、欠かせない人物と判
断したものとみられる。一方で、楠町議の一部が反対の意向を示している。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃市税未納、経歴詐称に続き「資産公開条例違反」か ??? ――奈良市┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<奈良新聞=10日> http://www.nara-shimbun.com/

 市税未納や経歴詐称が問われている鍵田忠兵衛奈良市長だが、県議時代の3
年8カ月、資産公開条例に基づく報告書に記載していない会社で、社会保険に
加入していたことが分かった。同社は「鍵田氏がいかなる名目でも勤務したこ
とは絶対ない」といったん否定。その後、「勤務していた」と証言を変えた。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃災害復旧作業に知らん顔で「台湾観光旅行」 ??? ――宮崎県南郷村┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<宮崎日日新聞=14日> http://www.the-miyanichi.co.jp/

 台風23号の復旧作業に追われている最中に、南郷村議8人と助役らが4泊
5日で台湾旅行をしていた。村議が2年に1度、私費で行っている視察研修旅
行として7月に企画。主に観光地や名所旧跡をマイクロバスで移動した。議長
選に絡み贈収賄の疑いが持たれている議会だけに、村民からは批判の声が。

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チホウ政治じゃーなる
編集・発行人 樺嶋秀吉
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        民主主義のコストについてとことん考える
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 樺嶋秀吉著 光文社ムック(光文社刊) 定価(本体952円+税)
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チホウ政治じゃーなる vol.303

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.303 特別号       ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2004/11/22 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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発行人より
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●毎月第4週はNPO法人コラボが発行しているニューズレター「コラボ」の
ダイジェストをお送りしています。このニューズレターに興味を持った方は、
購読方法をNPO法人コラボのサイトにある「ニューズレター」ページで説明
しておりますので、ご覧ください。
NPO法人コラボのサイト→ http://www.npo-collabo.org/

●来週の月曜日は第5週に当たりますので、発行はお休みとなります。ブログ
版「チホウ政治じゃーなる」で「抄録・チホウの出来事」をご覧ください。
http://kabashima.exblog.jp/

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コラボ vol.17 ■ダイジェスト■          2004-11-01
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[feature/特集]
市民主体の自治めざし、積み重ねる実証実験
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01:個人市民税の使途を市民が決める
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尾崎誠一 Ozaki Seiichi 埼玉県志木市企画部政策審議室主幹

<市民主体の自治を展開している埼玉県志木市が「住民自治基金」の創設を決
め、条例案を12月議会に上程する。財源は個人市民税の1%相当額(上限額)
と、市内外からの寄附金。個人市民税のほうは、市内の有権者を対象にしたア
ンケート調査結果によって使い道の政策メニューが決まる。その狙いは何か。
制度の仕掛け人である尾崎誠一・同市企画部政策審議室主幹に聞いた>

★10億円の個人市民税がなくなる★

―― 納税者が自分で税金の使途を決めるという点では千葉県市川市と同じで
すが、市川市がNPOなどに寄附するのに対して、志木市はあくまでも市の政
策実現に使うという違いがあります。

尾崎 志木市は一般会計の予算が170億円程度で、財政力指数は0.844
と高いほうです。自主財源比率も61.9%と高い。ところが、20年間の人
口推計で納税者の減り具合を見ると、なんと、20年後には個人市民税が10
億円ぐらいポンとなくなってしまうのです。

 その個人市民税を直視せざるを得ないのです。その配分を自分たちで選択で
きるようにすることで、より一層、市政に、市民に関心を持ってもらいたいの
です。

★市民の関心が高まれば2%、5%にも★

―― 選択できる税金の割合を大きくしたほうが市民の関心が高まりそうです
が、なぜ1%なのですか?

尾崎 ハンガリーが「福祉国家」から「市民による福祉社会」へ移行するため
96年に始めたと言われる「1%法」や、日本経団連の「1%クラブ」(経常
利益や可処分所得の1%相当額以上を自主的に社会貢献活動に支出)などがあ
り、浸透しやすいと考えたからです。

 ただ、市長が以前、新聞社の質問に答えていたのですが、アンケートの回収
率が毎年上がっていく、つまり市民の関心が高まっていくようだったら、2%、
5%と比率を上げていくことはあり得ると思います。

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02:「寄附による投票」に期待
----------------------------------------------------------------------

★寄附金で自治体運営の実証実験★

―― もう一つの寄附金のほうですが、都市部の志木市としては、どういう方
面からの寄附を期待していますか?

尾崎 志木市は全国から着目されている状況もありますので、全国に発信して
いるような特長的な事業ならば、志木市に期待する意味を込めて市域を越えた
方々から寄附をいただけるのではないかと期待しています。「皆様からの寄附
を活用することによって、自治体運営の実証実験をさせていただくことができ
ます」とアピールできるのではないでしょうか。

★たくさんあるツールの1つ★

―― 志木市は、市民委員会や行政パートナー制度など、市民との協働による
行政運営に積極的に取り組んでいますが、この住民自治基金をどのように位置
づけていますか?

尾崎 従来の志木市もそうでしたが、多くの自治体は、1つの仕組みに特化し
てしまって、「すごくやっている」とアピールしがちです。でも、志木市の場
合は、その1つはほんの小さな1つであって、もっともっとたくさんのツール
を試しています。ですから、今回の制度も、市民主体の自治の実現に向けた、
あくまでも1つの制度でしかないと考えています。

(インタビュー/構成・樺嶋秀吉)

[serial report/知事に特別秘書は必要か vol.5]
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03:最後に結論を出すのは政治家の役割――長野
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政野淳子 Masano Atsuko ジャーナリスト

★わずか半年後の辞任★

 2000年10月の知事初就任、翌年2月の「脱ダム宣言」以来、田中康夫
知事の人事は慌ただしかった。翌3月にダム推進の立場の土木部長を更迭。下
諏訪ダムは「ダムによらない治水・利水が可能である」と表明すると、これを
巡り杉原佳尭特別秘書(38歳)が同じく3月に辞職。わずか半年の出来事だ。
何が問題だったのか、現在、首都圏コンピュータ技術者協同組合専務理事であ
る杉原氏に聞いてみた。

「田中さんは組織は知らない、トップになった経験もない、行政経験がない。
すべてで補佐をしました。副知事もいない。トップ人事も、議会からの安心や
総務省からの応援が得られる布陣を僕が固めました。ところが田中さんは気に
入らなければ切る」

★知事も特別秘書も「政治屋」の顔★

 経験者として、特別秘書の存在をどう考えるのか、最後に聞いてみた。
「特別秘書は、公務員としての顔と、あえて言えば“政治屋”としての顔を持
つ。知事もまた公職であり政治屋です。政治屋としての首長を誰が面倒を見る
かということ。職員ではできない。副知事は議会の承認がいるが、特別秘書の
人選では妥協がいらない。政治的な部分、たとえば土建屋さんも税を払うわけ
で、献金もしてくれているかもしれない。それに対して何ができるか、公務員
には求められない。特別秘書はそんな面でも支えることができる」

★特別秘書代わりの「特定任期付き職員」★

 現在、長野県では特別秘書も副知事も空席だ。田中知事によれば、「政策課
題に応じて、外部から4年の任期付き常勤職員を任命して置いている」状態で
ある。経営戦略局人事活性化チーム担当者によれば、経営戦略局の経営戦略参
事などをはじめとする「特定任期付き職員」が現在「部長クラスに10人、課
長クラスに10人」いる。この20人への直接的な陣頭指揮か、丸投げか。副
知事や特別秘書の補佐なしでは、そのどちらになるのかも知事次第である。

[books review/テーマ書評]
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04:ゼロから始まる地域再生――キッカケは突然やってくる
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宮川純一 Miyakawa Junichi 編集者

★小布施町の「台風娘」の登場★

 街づくりの主役は地元住民というのが通説ですが、長野県小布施町の主人公
はアメリカ人女性のセーラ・マリ・カミングスさん。2001年11月に『日
経ウーマン』の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002」を受賞した有名人で
もあります。その活躍ぶりは『セーラが町にやってきた』(清野由美著 プレ
ジデント社 2002年)に詳しくあります。

 酒造蔵の改造に皆が反対したときには、自らハンマーをもって打ち壊しにか
かるという主人公の性質を表した言葉が「台風娘」。著者は言います。この主
人公の性質は、「戦略あっても計算なし」「悩む前にまず行動」。そしてその
黄金律は「効率の悪いことに、未来のビジネスチャンスは眠っている」。

★課題解決のなかから生まれた成功例★

 小布施はもともと観光地ではないか、という声もあるといけないので、もっ
と過疎地の例を紹介します。山形県白鷹町。人口1万8千人程度の自治体で、
若者人口も決して多くない、いわゆる過疎の町です。

『電子自治体―パブリック・ガバナンスのIT革命』(榎並利博著 東洋経済
新報社 2002年)によると、この町の成功例は、まず1つ目がモンゴル語
翻訳の技術とマッピング技術、そして2つ目が「アジア国際音楽祭inしらた
か」、そして3つ目が全国の日本酒ファンの関心を集める「平成蔵人考」。こ
の一見、何の関連もない3つの事業こそが、じつはいずれも町の課題解決の中
から生まれたものだったのです。

★足元のフロンティアに気づくとき★

 現在は、地方自治体でも地域防犯や地域災害を意識したコミュニティの再生
が真剣に議論されています。そこに共通するのは明確な「危機意識」なのです
が、地方分権といわれる時代ならば、もっと多彩な地域再生の姿があっていい
はずです。

「おい、俺たちの足元にフロンティアがあるぞ」(『せーラが町にやってきた』)
この言葉の意味に、官民関係なしに誰かが気づくとき、そこから何かが始まり
ます。

[essay/エッセイ]
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05: その後の埼玉県吹上町
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打越紀子 Uchikoshi Noriko 元埼玉県吹上町議

★合併相手を選ぶ住民投票は微妙な結果★

 2004年4月18日は、埼玉県吹上町の「町長選挙」「町議会議員選挙」
「合併の相手先を問う住民投票」のトリプル投票日となった。(ニューズレタ
ー「コラボ」Vol.10参照)

 町長選は、行田市等との合併協議への不満から湧き起こった町長リコール運
動の結果で、リコール運動代表者の斎藤氏が、5期目半ばの前職を9174票
対7114票で破って当選。

 投票率は73%強。昨今の低投票率を考えれば、上出来の数字だろう。問題
は、合併についての住民投票結果が、351票差という僅差だったことにある。
行田派の議員は当選後の議会で、「『行田・南河原』の票に『合併しない』の
票を足し合わせれば、『鴻巣・川里との合併』に賛成でない人が半数以上にな
る」と言い出した。そして、鴻巣・川里の合併協議会を設立する議決の際は、
退席してしまった。

★新法定協はできたが一波乱も★

 そんな状態で作られた「鴻巣・川里・吹上」の新しい法定合併協議会だが、
とりあえず2005年9月に吸収合併することが決まり、さらに細かい協議が
毎月進められている。

 最近になって町のあちこちに、行田派議員の手により「吹上町へのゴミ焼却
場建設反対」という看板が立ち始めた。内容的にはまったく根拠のないものだ
が、前町長宅にも看板があることから、彼らの狙いも気にかかる。まだまだ、
一波乱ありそうな吹上町である。

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チホウ政治じゃーなる vol.304

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.304            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
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<政治参加を考えるNPO法人コラボのニューズレター「コラボ」12月号>
インタビュー:見えてきたリサイクル政策の「盲点」      松本津奈子
  (佐野環境都市計画事務所プロジェクトマネージャー・中小企業診断士)
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┃路上の廃棄車両2万台、可能でも氏名公表は「ゼロ」??? ――大阪市┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<京都新聞=4日> http://www.kyoto-np.co.jp/

 大阪市が、自動車などを路上に廃棄し撤去勧告に従わなかった者の氏名を公
表できる条例を施行した95年度以降、計2万台以上の廃棄車両があったのに
氏名を一度も公表していないことが分かった。「撤去作業を優先するため、廃
棄した者の割り出しまで手が回らない」という。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃教育委員が「知事後援会の会長」、後に教育委員長にも ? ――山口県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<中国新聞=4日> http://www.chugoku-np.co.jp/

 山口県の二井関成知事が97年10月、自分の下松市の後援会長を県教育委
員に任命していたことが分かった。地方教育行政法は、教育委員が政治団体の
役員になることを禁じている。00年1月の後援会長交代まで約2年2カ月間、
法に抵触。00年4月から04年3月までは、教育委員長も務めた。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃シーガイア支援支出は違法、「真摯に受け止め」和解へ ! ――宮崎県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<宮崎日日新聞=5日> http://www.the-miyanichi.co.jp/

 シーガイア支援のため県が支出した60億円の返還を当時の松形祐堯知事に
求めた住民訴訟が年内にも和解する見通し。和解案は、振興基金を管理する協
会に対し松形元知事が公金残余分相当額を県に返還するよう要請、「公金支出
が違法である」とする原告側の主張を真摯に受け止める、などの内容。

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チホウ政治じゃーなる
編集・発行人 樺嶋秀吉
ご意見・ご要望は info@kabashima.com
購読の申し込み・停止・配信先の変更は
 http://www.kabashima.com/journal/touroku.html からお願いします。
バックナンバーも http://www.kabashima.com/ でご覧になれます。
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      政治家、公務員、都道府県別「ひどさ」を総検証!
        民主主義のコストについてとことん考える
          『「税金ムダ喰い」のカラクリ』
 樺嶋秀吉著 光文社ムック(光文社刊) 定価(本体952円+税)
  内容紹介はこちら→ http://www.kabashima.com/pr/zeikin.html
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チホウ政治じゃーなる vol.305

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.305            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2004/12/13 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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   知れば誰もが呆れてしまう! そんな「知呆」な「地方」の政治の
   出来事を地方紙や地方版から探しだし、報告するミニ・ニュース。
   この号の配信部数は合計3,912部でした。 http://www.kabashima.com/
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<政治参加を考えるNPO法人コラボのニューズレター「コラボ」12月号>
インタビュー:見えてきたリサイクル政策の「盲点」      松本津奈子
  (佐野環境都市計画事務所プロジェクトマネージャー・中小企業診断士)
連載企画:テーマ書評:積み上げられる地域災害の教訓、ほかエッセイなど
 毎月5日発行 購読希望者は→ http://www.npo-collabo.org/
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発行人より
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●改革派知事の「西の横綱」と勝手に呼んでいる片山善博・鳥取県知事(ちな
みに「東の横綱」は岩手県の増田寛也知事)の県政運営を検証した『<改革>
の技術』(田中成之著、定価=本体1800円+税)が岩波書店から発売され
ました。著者の田中氏は毎日新聞記者で、現在は東京本社の政治部にいますが、
片山知事が誕生した直後の1999年6月から無投票再選された2003年4
月まで鳥取支局で勤務しました。片山県政を間近でつぶさに観察していただけ
あって、その濃厚な内容には舌を巻きます。

 本書では、あの有名な鳥取県西部地震における迅速な対応や、県議会との軋
轢からその活性化へいたる過程、BSE対策や道路公団民営化をめぐる政府サ
イドとの対立などが具体的に描写され、さらに片山氏の生い立ちから知事選に
担ぎ出されるまでの経緯がエピソードを交えて紹介されています。なんといっ
ても強く印象に残ったのは、前知事が残していったハコモノ事業という「負の
遺産」を整理したときの政治手腕の強かさです。

 新しく知事の座に就いた者が真っ先に直面するのが、継続事業への対応です。
選挙で中止や凍結を打ち出していればまだしも、片山知事のように前県政の多
数与党によって担ぎ出された者が前任者の敷いたレールから外れて走り出すの
は容易なことではありません。それを片山知事は、最初は隠していた本音を、
地元や県議会の動きを見ながら絶妙のタイミングで切り出すことでやってのけ
たのです。鳥取環境大学は経営体制を見直し、県立美術館は凍結、砂丘博物館
は中止、そしてカニ博物館は大幅な規模縮小といった具合です。この間のこと
が時系列で詳述されています。

 著者は、政府の地方分権改革推進会議議長の東芝会長を片山知事が批判した
ときの「東芝製品不買騒動」を「県政運営手腕のほころびの兆候」と見ている
ようですが、当時の私は、自分自身(あるいは所属する組織)が何らのリスク
を負うことなく政府の走狗となる審議会委員のモラルハザードに腹を立ててい
たので、「よくぞ警鐘を鳴らしてくれた」と溜飲を下げたものでした。この評
価の差は、近くで観察している者と、遠くから眺めている者の違いから生じる
のかも知れません。

 本書のサブタイトルは「鳥取県知事・片山善博の挑戦」です。中身は確かに
日本で一番小さな県に関することですが、底流には全国の自治体に共通する課
題があります。その意味では、優れた首長研究の書ということができるでしょ
う。全国に知事は47人います。1人につき1冊ずつでいいですから、このよ
うな都道府県政を検証する本が著されることを期待して止みません。それは、
各地で地方政治を定点観測しているメディア人の責務でもあります。

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   政治風土、知事の改革度、財政の健全度、情報公開度……
        すべての都道府県政を多角的に評価
          『採点! 47都道府県政』
 樺嶋秀吉著 平凡社新書(平凡社刊) 定価:本体820円(税別)
  内容紹介はこちら→ http://www.kabashima.com/pr/saiten.html
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抄録・チホウの出来事
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 各地方紙のWEBサイト上で記事がすでに更新されて見あたらないときは、
 サイトにあるバックナンバーや記事検索を利用して探してください。なお、
 ここで紹介する見出しは各紙がつけたものではありません(オリジナル!)
 ので、検索の際は自治体名、人名をキーワードにご指定ください。見出し
 中のマークは、?=「呆れた話(知呆)」、!=「いい話(知褒)」。
 どちらの「チホウ」も3個が最高。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃空港本体に続き中部臨空都市も14%の「コスト削減」!! ――愛知県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<中日新聞=10日> http://www.chunichi.co.jp/

 来年2月開港の中部国際空港の関連事業として愛知県企業庁が前島で造成・
開発する中部臨空都市の総事業費が最終的に、当初計画の2640億円から約
363億円削減されることが分かった。削減率は約14%。空港本体は民間主
導で事業費を約16%削減しているが、これに近い率のコストダウンを実現。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃独自基準で「500万円も安価」、トイレ整備に弾み ! ――和歌山県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<紀伊民報=8日> http://www.agara.co.jp/

 世界遺産登録で観光地のトイレ不足が課題となる中、県は建設費の安い独自
基準を設けた。全国一律の基準に比べて500万円程度安く、熊野古道沿いの
トイレ整備に弾みがつきそうだ。現状の計算式では、トイレの設置場所にかか
わらず1日約600人の利用を前提にしているため。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃パーティー券購入の一部業者が「県発注工事受注増」??? ――大分県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<西日本新聞=8日> http://www.nishinippon.co.jp/

 広瀬勝貞知事の支持団体が昨年の知事選前に開いた選挙資金パーティーの券
を県内の県発注工事を受注する会社6社が購入していたことが分かった。一部
の会社は昨年度の受注が増えていたという。約6千2百万円の収入のうち2千
万円を広瀬氏の後援会に寄付。パーティー券は自民党大分県連が販売した。

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チホウ政治じゃーなる vol.306

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.306            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2004/12/20 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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   この号の配信部数は合計3,917部でした。 http://www.kabashima.com/
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発行人より
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●住民自治の実践で知られる北海道ニセコ町がついに合併をやめ、自立の道を
選びました。ニセコ町が今年9月に寄付条例を制定した際に、「逢坂誠二町長
は法定協を離脱して、自立を模索しているのではないだろうか」と本欄で予測
していたのですが、どうやらそのとおりになったようです。
http://www.kabashima.com/journal/backnumber/295.html (9月27日号)

 ただ現実には、一足先に蘭越町が離脱した後、残るニセコ町・真狩村・喜茂
別町・倶知安町による法定協議会が機能しなくなり、12月31日に正式解散
という運びとなります。解散を決めた7日の法定協では、逢坂町長も「(町内
で実施した)アンケート結果や住民懇談会、議会との協議を踏まえると現行合
併特例法期限内での合併は難しい」との判断を示したそうです。

 逢坂町長と共に昨年9月、法定協を2町で先行設置した合併推進派の喜茂別
町長は、蘭越町の離脱後も4町村合併に向けて努力しましたが、「盟友関係の
逢坂誠二・ニセコ町長は、9月に実施した住民アンケートで『合併反対』が5
割を超えたことから沈黙」(読売新聞12月1日付)してしまったようです。
合併から自立へと舵を切ったニセコ町。上記の9月27日号でも指摘したよう
に、財政自立計画どおりに町財政が黒字に転換するまで、逢坂町長には町政の
責任者としてリーダーシップを発揮し続けてもらいたいものです。

●年末年始の発行についてお知らせします。年内は来週の27日が最後の発行
となります。年明けは、1月3日がお休みで、10日が新年第1号発行となる
予定です。どうぞ、よろしくお願いします。

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┃再就職先の社会福祉法人から在職中も「接待漬け」 ??? ――北海道┃
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<北海道新聞=19日> http://www.hokkaido-np.co.jp/

 札幌市内の社会福祉法人をめぐる汚職事件に関連して、道を今春退職して同
法人の専務理事に再就職した石狩支庁の前副支庁長が在職中に、贈賄罪で札幌
地検に起訴された同法人の前理事長から、数年間にわたってゴルフや飲食の接
待を受けていたことが関係者の証言で分かった。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃倍額提示にも不満、「高額実績」の村長に期待 ?? ――青森県東通村┃
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<東奥日報=17日> http://www.toonippo.co.jp/

 東通原発の出力増大に伴う追加漁業補償交渉で、東通村の尻労・猿ケ森両漁
協の交渉委員会は越善靖夫村長に仲介を要請。電力側は昨年、5億3千万円を
提示したが、両漁協は受諾を拒否。7月に10億円を提示したが、交渉は平行
線のまま。原発予定地に最も近い2漁協は村長仲介で70億円で妥結している。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃海外視察報告書は図書室のみ、HPは「誤解」招く ??? ――宮崎県┃
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<宮崎日日新聞=19日> http://www.the-miyanichi.co.jp/

 10月末から11月にかけてあった県議会海外行政調査の結果報告が、これ
まで通り県議会図書室での報告書設置にとどまることが明らかになった。米良
政美県議会議長は「調査について県民に誤解を与えてはならない」。九州各県
では熊本、鹿児島県が議会HPに掲載するなど報告に力を入れている。

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チホウ政治じゃーなる vol.307

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.307 特別号       ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2004/12/27 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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発行人より
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●毎月第4週はNPO法人コラボが発行しているニューズレター「コラボ」の
ダイジェストをお送りしています。このニューズレターに興味を持った方は、
購読方法をNPO法人コラボのサイトにある「ニューズレター」ページで説明
しておりますので、ご覧ください。
NPO法人コラボのサイト→ http://www.npo-collabo.org/

●ニューズレター「コラボ」11月号のインタビュー記事で紹介した埼玉県志
木市の「市住民自治基金条例案」が12月定例市議会に提案されましたが、議
会の理解が得られず、可決の見込みがないとの理由で審議前に取り下げられま
した。
※ニューズレター「コラボ」11月号のダイジェスト ↓
http://www.kabashima.com/journal/backnumber/303.html

「市側の事前の説明に対し、市議会側から『あえて基金化する必要性はあるの
か』『アンケートの対象が無作為抽出の千人というのは少ないのでは』などと
条例制定を『時期尚早』とする意見が相次いだ」(12月1日付東京新聞埼玉
版)そうです。

 市側は提案を撤回したものの、市民と議会の理解を得て早期に条例化したい
考えで、住民自治基金制度について意見を求めるパブリックコメントを始めま
した。市のHPから意見を書き込めるようになっていますので、志木市在住の
方はもとより、市外の方でも、この制度に賛同する方はぜひ実現に向けた応援
メッセージを送ってあげてください。

※志木市HPのパブリックコメント ↓
http://www.city.shiki.saitama.jp/html/topics/juuminjichikikinnitsuitegoikenwookikasekudasai.html

あるいは、志木市HPのトップページにある「TOPICS 最新情報」の中の「志
木市住民自治基金制度(案)について ご意見をお聞かせください」をクリッ
クしてください。
※志木市HP
http://www.city.shiki.saitama.jp/

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コラボ vol.18 ■ダイジェスト■          2004-12-01
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[feature/特集]
見えてきたリサイクル政策の「盲点」
----------------------------------------------------------------------
01:リサイクル推進するほど増える企業への課税
----------------------------------------------------------------------
松本津奈子 Matsumoto Tsunako
    佐野環境都市計画事務所プロジェクトマネージャー・中小企業診断士

<家電、自動車と汎用製品のリサイクル政策が進む中で、大手家電量販店によ
る廃家電の横流しや、消費者の不法投棄など、自治体が新たな不法投棄の山に
頭を抱えている。オートバイのリサイクル・スキーム立案に携わった環境コン
サルタントの松本津奈子さんにリサイクル政策の盲点を聞いた>

★まちまちなリサイクル・スキーム★ 

―― オートバイも家電のような問題を抱えているようです。この10月にス
タートしたリサイクル・スキームの特徴を教えてください。

松本 もともとオートバイは、自動車リサイクル法を策定する議論の中で検討
されていましたが、自動車と処理方法が違うことなどから、同法の対象とはな
りませんでした。しかし、オートバイ業界は「社会全体でリサイクルへの関心
が高まる中で、2輪車だけやらないわけにはいかない」と、法律に縛られない
業界の自主取り組みの道を選択しました。

 ただ、ひとくちに「リサイクル」といっても、オートバイと、すでにリサイ
クルが始まっている家電、来年1月開始予定の自動車ではそれぞれのスキーム
は異なっています。オートバイのリサイクルの場合、10月以降に発売する新
車には、リサイクル費用を製品価格に織り込み(価格内部化)、消費者が廃棄
するときには無料でメーカーが引き取ることにしました。

★課税避けた家電・自動車業界★

―― どうして、リサイクルの対象品によって、スキームがまちまちになって
いるのですか?

松本 政府は、製品の使用済み段階の責任を、生産者(メーカーなど)に課す
ことによって、不法投棄に対する自治体負担といった環境負荷が少なくすむよ
うな社会システムを目指そうとしています。

 ただ 家電や自動車のような耐久消費財の場合、今年販売した商品であって
も、実際にリサイクルされるのは、数年後ということになります。そのため、
販売した会計年度内に発生しない費用の会計上の扱いが現行制度では問題とな
り、その点が、家電、自動車、オートバイそれぞれが異なるスキームとなった
要因といえます。

 つまり、メーカーは、自らの責任でリサイクルを推進すればするほど、新た
な負担を強いられる、という構図になっているのです。ですから、家電も自動
車も、新たな税負担を生じるという事態を避けるために、徴収するリサイクル
費用に課税されない工夫をしたことになります。

----------------------------------------------------------------------
02:対応できていない現行の会計制度
----------------------------------------------------------------------

★Lose-Loseトライアングル★ 

―― オートバイのリサイクル・スキームでは、この課税問題をクリアするこ
とができたのですか?

松本 残念ながら、できませんでした。というか、価格を製品に含ませる内部
化をしたからこそ、会計技術的な問題に直面してしまった、とも言えます。

 従来の会計制度では、「将来発生するリサイクルのための費用」といった考
え方がなかったので、新しい政策に対する会計処理が適切にできない。それが
ために企業がリサイクルを敬遠するようになれば、「何のためのEPRか」と
本末転倒な結果になると懸念しています。

 これは、最終的には消費者や社会にふりかかってくる重要な問題です。私は、
「企業・行政・市民によるWin―Winトライアングル」の実現をモットー
にしていますが、これでは、「Lose-Loseトライアングル」になって
しまうと案じています。

★参考になるドイツの法改正★ 

―― 何かよい手立てはないのでしょうか?

松本 会計技術上の問題がメリットを阻害する、という現状を放置していくと、
社会リスクがどんどん広がっていく危険性が生じることになりかねないと私は
非常に懸念しています。この事態を阻止する一例がドイツの場合です。自動車
リサイクル法を導入するにあたって、処理費用の財源をメーカーが確保できる
ように、所得税法の改正も含め、引き当て計上の損失処理を可能にしました。

「環境」は「平和」と同じで、「当然あるべきもの」なのではないでしょうか。
ですから、無理な“環境負荷”を企業・行政・市民いずれにもかけないよう、
今わかっている懸念ならば、それが深刻にならないうちに解決していきたい、
と切に思っています。
(了)

(インタビュー/構成・木村恭子)

[serial report/知事に特別秘書は必要か vol.6]
----------------------------------------------------------------------
03:政治・行政の素人が知事になる時代を迎えて――最終回
----------------------------------------------------------------------
政野淳子 Masano Atsuko ジャーナリスト

「知事に『特別秘書』(あるいはそれに代わる者)は必要な存在である」と仮
説を立て、その有り様を検証するために始めたこのシリーズを通して見えてき
たのは、一口に「特別秘書」と言っても、それぞれの県によって、事情が違え
ば、機能や仕事の内容も変わるという当たり前の事実だ。

 たとえば、大阪のように、知事与党が議会で多数を占め、「知事部局」と呼
ばれる庁内組織と摩擦が起きる要素も心配もない場合、特別秘書は必要ないと
言わざるを得ない。なぜなら、副知事にできて特別秘書にできない仕事はあっ
ても、特別秘書にできて副知事にできない仕事はないからだ。

★ 独走につながる要注意ライン★

 では、特別秘書を置くことの意味は何か。一つには、副知事とは違い、行政
の意思決定ラインの外にいて決裁権をもたないことが特徴だろう。これを利点
と見るか不利な点と見るかは知事の考え方次第だ。

 一方、制度さえあれば議会の承認もいらない、誰にも相談なしに任用でき、
妥協なしの人選が可能だ。公職でありながら、アカウンタビリティも特別秘書
本人にはほとんど求められない。このラインが強くなりすぎると、独裁につな
がる可能性はある。

★当選から始まる「地方改革の時代」★

 昨今、市民派と言われる知事を、有権者が当選させることも不可能ではない。
行政組織について何も知らない有名人(政治の素人)が市民グループに担ぎ出
されて立候補する県も長野だけの話ではない。

 そんな場合、もしも当選の暁には、有権者の側にも知事を支える責任が生じ
てくる。徳島ではせっかく出した市民派知事が、議会との摩擦から不信任案が
出され、再選を逃した。こうしたことから得られる教訓は何か。それは、知事
を担ぎ出すのであれば、当選後に、その知事をどう支えるのかという態勢まで
考えておかなければならないということだ。当選させたら終わり、ではない。
当選からすべては始まる。

★知事を支えるポストとしての重要性★

「何かを変える」ために市民派知事を送り込めば、必ず議会や行政との衝突が
ある。その時、その「何か」を実現するために知事をどう支えるか。その方策
を考えることも、候補者を出す側に求められるわけだ。その方策の一つとして
特別秘書というポストを使うことができるということは言えそうである。しか
し、それを生かすも殺すも知事次第という意味では、決定打ではない。現時点
で私が出せるささやかな結論だ。
(了)

[books review/テーマ書評]
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04:積み上げられる地域災害の教訓
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宮川純一 Miyakawa Junichi 編集者

★語り継がれる防災教育――地域の教訓★

「稲むらの火」という話をご存知であろうか。『高めよ!防災力――「いざ」
に備えて「いま」やるべきこと』(務台俊介、レオ・ボスナー共著 ぎょうせ
い 2004年)によると、戦中の国定教科書にあった話だそうで、簡単にい
うとこんなストーリーだ。

 地震だ。五兵衛は気づいた。それにいつもの地震と違う、そのように感じて
海を見た。すると、海岸の岩肌や砂浜がいつもの海岸のさらに奥まで露になっ
ているではないか。「津波だ」――五兵衛は、豊年祭の準備に夢中になってい
る村人にどのように伝えたらいいのか、とっさに考えた。「そうだ、稲むらに
火をつけるしかない」そう思い立って、松明の火を放つ。するとあたり一面の
火事に気づいた村人は大騒となり集まってきた。「見ろ、やってきたぞ」、五
兵衛が海岸を指さすや否や、海岸には大津波が押し寄せた。「稲むらの火」に
集まった村人は無事助かったというのだ。

 この話、決して作り話ではない。「安政南海地震」直後の紀州和歌山藩広村
(今の和歌山県広川村)が舞台だという。また本書によると、この話は当時の
小学生にとって強烈な印象を残したと、元消防庁長官が語ったそうである。今
の小学生はもちろん、わたし等も知るはずもない話だが、確かに記憶に残る話
である。

★阪神淡路大震災――住民の教訓★

 震災復興も決して明るい希望だけが満ちているわけではない。ときには「街
のかたちを変える」こともある。さらには、地域のコミュニティを分断するこ
ともあるのだ。

 先の阪神淡路大震災はまだ記憶に新しい出来事だ。マグニチュード7.3に
よる都市直下型地震によって、死者6432名、負傷者4万3792名、家屋
倒壊24万9180棟という膨大な被害が生じた。そして、この震災直後、被
害を受けた地域のマンション建て直しをめぐって、新たな問題が生じたのだ。

『あなたのマンションが廃墟になる日――建て替えにひそむ危険な落とし穴』
(山岡淳一郎著 草思社 2004年)には、マンション復興をめぐる震災の
第2の傷跡ともいえる状況が詳しく描かれている。

★9・11テロ――首長の教訓★

 今も対応に走りまわる新潟県内の市町村首長たちの気持ちとは、一体どのよ
うなものだろうか。『リーダーシップ』(ルドルフ・ジュリアーニ著 楡井浩
一訳 講談社 2003年)には、前ニューヨーク市長ジュリアーノ氏の9・
11事件当日の回想がある。

 ニューヨークの犯罪抑制や財政再建で辣腕を振るった名市長でさえ、その心
労は並々ならぬものだったにちがいない。それでも、「追いつめられても自分
の感情をコントロールしなければならない」と常に肝に銘じ、部下の「パニッ
クに陥った」という言葉を聞いたときには、2度とその言葉を使わないように
戒めたという。

 今年も度重なる台風の襲来に全国各地で被害が続出した。しかし、忘れられ
るのも早い。積み上げられた教訓を行政と地域住民がどのように継承していく
のか――地域防災の課題は大きい。
(了)

[essay/エッセイ]
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05:強さとしなやかさ――子どもたちの「人間力」を育むために
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七海陽 Nanami Yoh フリージャーナリスト

★小学校の生徒会長が見た「政治の世界」★

 最初の政治についての記憶は、小学生のときの田中角栄です(笑)。あると
き母が、伯母と田中角栄がいっしょに収まった写真を見せてくれたんです。

「総理大臣と伯母さんがいっしょに写っている!」。母の姉である伯母とテレ
ビのなかで「まあ、その~」と言っている人が、集合写真の中央に隣同士で並
んでいたんですからね。それは鮮烈に覚えています。伯母は新潟県で小さな建
設会社を営んでいたので、その関係からでした。

 だけど、直後にロッキード疑惑。伯母の話を聞いてくれたり、田舎の産業を
助けてくれるような、身近でいい人という印象は、変わっていきましたね。政
治とカネや産業はつながっているんだ。難しいんだと素朴に思ったものです。
(後略)

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 告知
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 来年1月のニューズレターはお休みさせていただき、次号は2月初めの発行
となります。ご了承ください。

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チホウ政治じゃーなる
編集・発行人 樺嶋秀吉
ご意見・ご要望は info@kabashima.com
購読の申し込み・停止・配信先の変更は
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バックナンバーも http://www.kabashima.com/ でご覧になれます。
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   政治風土、知事の改革度、財政の健全度、情報公開度……
        すべての都道府県政を多角的に評価
          『採点! 47都道府県政』
 樺嶋秀吉著 平凡社新書(平凡社刊) 定価:本体820円(税別)
  内容紹介はこちら→ http://www.kabashima.com/pr/saiten.html
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チホウ政治じゃーなる vol.308

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.308            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2005/1/11 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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   知れば誰もが呆れてしまう! そんな「知呆」な「地方」の政治の
   出来事を地方紙や地方版から探しだし、報告するミニ・ニュース。
   この号の配信部数は合計3,881部でした。 http://www.kabashima.com/
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<政治参加を考えるNPO法人コラボのニューズレター「コラボ」12月号>
インタビュー:見えてきたリサイクル政策の「盲点」      松本津奈子
  (佐野環境都市計画事務所プロジェクトマネージャー・中小企業診断士)
連載企画:テーマ書評:積み上げられる地域災害の教訓、ほかエッセイなど
 毎月5日発行 購読希望者は→ http://www.npo-collabo.org/
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発行人より
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●あけましておめでとうございます。2005年最初の「チホウ政治じゃーな
る」をお送りします。この1年もご愛読くださいますよう、よろしくお願い申
し上げます。

 新年の始まりということで、「チホウ政治じゃーなる」のHPをリニューア
ルしました。いま流行のブログ風です。xoops(ズープス)というコンテンツ・
マネジメント・ソフトを使っているのですが、これがなかなかの優れもので、
パズルを解くというのか、組み立てるというのか、とにかくゲーム感覚で試行
錯誤を繰り返すうちに、なんとなくサイトが出来上がります。まずは、現物を
ご覧ください。http://www.kabashima.com/

 ユーザー登録せずに「ゲスト」としてサイト内を閲覧することもできますが、
ユーザになるとニュースの投稿や、リンクを張りたいサイトの登録を自分でで
きるようになります(管理者の承認後ですが)。このように、利用者の関わり
の度合いに応じて情報の双方向性を加減できるのが、このソフトの特長と言え
ますので、ぜひユーザ登録をして新装開店の「チホウ政治じゃーなる」を堪能
してください。

 なお、サイトの左側ブロックで「メルマガの読者はどこに住んでいる?」と
いうアンケートをしています。<抄録・チホウの出来事>で取り上げる記事を
選ぶ際の参考にしたいと思いますので、ご協力ください。締切は今月末の予定
です。

※xoops(ズープス)の日本公式サイトはこちらです。
http://jp.xoops.org/

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抄録・チホウの出来事
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 各地方紙のWEBサイト上で記事がすでに更新されて見あたらないときは、
 サイトにあるバックナンバーや記事検索を利用して探してください。なお、
 ここで紹介する見出しは各紙がつけたものではありません(オリジナル!)
 ので、検索の際は自治体名、人名をキーワードにご指定ください。見出し
 中のマークは、?=「呆れた話(知呆)」、!=「いい話(知褒)」。
 どちらの「チホウ」も3個が最高。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃補助金の受けても、自分で設立すれば「天下りでない」?? ――北海道┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<北海道新聞=8日> http://www.hokkaido-np.co.jp/

 道の関与団体に再就職した道の元幹部7人が、道が再就職要綱で定めた年齢
制限を超えて在職したり、基準額を超える給与を受け取っている問題で、この
うち1人は自ら団体を設立したので「天下りではない」と反発。しかし道から
補助金を受けており、道総務部は「要綱の対象となる」と主張し平行線の模様。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「医師確保」のための市町村負担まで電事連に無心 ??? ――青森県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<東奥日報=8日> http://www.toonippo.co.jp/

 県が来年度事業化する「医師確保対策事業」の市町村負担分約1億円を、県
市長会などが電気事業連合会に資金援助要請していることが分かった。電事連
は「原子燃料サイクル事業特別対策事業」として、六ケ所村とその周辺計15
市町村を除いた県内50市町村に計87億5千万円の助成金を出している。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「家庭の事情」で退職の任期付き職員が宮崎で社長に ?? ――長野県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<宮崎日日新聞=8日> http://www.the-miyanichi.co.jp/

 シーガイアを運営するフェニックスリゾート(宮崎市)の新社長に丸山康幸
氏が就任する。同氏はGEグループを03年に退社、長野県の田中康夫知事に
請われて同県商工部産業活性化・雇用創出推進局長に4年間の任期で就任した
ものの、任期途中の昨年末で「家庭の事情」として退職していた。

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チホウ政治じゃーなる
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        民主主義のコストについてとことん考える
          『「税金ムダ喰い」のカラクリ』
 樺嶋秀吉著 光文社ムック(光文社刊) 定価(本体952円+税)
  内容紹介はこちら→ http://www.kabashima.com/pr/zeikin.html
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チホウ政治じゃーなる vol.309

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.309            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2005/1/17 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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   知れば誰もが呆れてしまう! そんな「知呆」な「地方」の政治の
   出来事を地方紙や地方版から探しだし、報告するミニ・ニュース。
   この号の配信部数は合計3,878部でした。 http://www.kabashima.com/
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インタビュー:見えてきたリサイクル政策の「盲点」      松本津奈子
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発行人より
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●前回号でサイトのリニューアルに伴ってユーザー登録を呼びかけたところ、
さっそくたくさんの方が登録してくれました。ありがとうございます。とりあ
えず、「リンク集」にある「登録ユーザのお勧めサイト」あたりから手始めに
投稿していただけると嬉しいです。
http://www.kabashima.com/

 また、サイトの左ブロックでメルマガ読者の居住都道府県アンケートを実施
していますが、投票してくれた方はまだ40人弱です。<抄録・チホウの出来
事>を選ぶ際の参考資料にしたいと思っておりますので、ぜひご協力ください。
やり方は簡単で、ブロック名の左にある○をクリックして◎にしたら、「投票」
と書かれたところをクリックするだけです。「結果」をクリックすると、その
時点での投票結果が棒グラフ付きで見ることができます。

 ちなみに、16日夜現在で集計した各ブロックごとの構成比(%)を03年
3月末現在の住民基本台帳登録人口と比較したところ下表のようになりました。
ほぼ実際の人口比に近い傾向が現れていますが、北海道・東北など地方の比率
が高く、関東、中部、近畿など大都市圏を抱えるところがやや低いようです。
投票は31日まで受け付けておりますので、よろしくお願いします。

        住民基本台帳人口  サイト投票結果
 北海道・東北    12%       16%
 関東        32%       29%
 中部        17%       13%
 近畿        18%       16%
 中国         6%        8%
 四国         3%        2%
 九州・沖縄     12%       13%

●また、投票ブロックの下では拙著のデジタルブックを発売しています。筆
者が勝手に「田中県政の崩壊を予言した書」と呼んでいる『脱・田中康夫宣
言―変革知事よ、どこへ行く』です。よかったら、冷やかし半分で立ち寄っ
てみてください。

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抄録・チホウの出来事
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 各地方紙のWEBサイト上で記事がすでに更新されて見あたらないときは、
 サイトにあるバックナンバーや記事検索を利用して探してください。なお、
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 ので、検索の際は自治体名、人名をキーワードにご指定ください。見出し
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃トヨタ式カイゼン導入で「職員1人分」のムダをカット ! ――岩手県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<河北新報=15日> http://www.iwate-np.co.jp/

「ムリ、ムダ、ムラ」を徹底的に排除する「トヨタ式カイゼン」の考え方を取
り入れた岩手県の業務改善策が試験的に導入されて間もなく半年。モデル組織
である職員43人の農林水産企画室で、既に職員1人分に当たる年間業務量の
「ムダ」をなくした。2年後にも“岩手式カイゼン”を全庁に拡大する方針。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃私的旅行の知事を「公務として」成田空港へ出迎え ??? ――秋田県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<秋田魁新報=14日> http://www.sakigake.co.jp/

 カナダへスキー旅行に出掛けて帰国した寺田典城知事を出迎えるため、県秘
書課長が成田空港まで出張し、公用車を使用したのは違法な公金支出に当たる
のではないか―などとして、県生活と健康を守る会連合会会長らは住民監査請
求を行った。会長らは「私的な旅行の送迎が公務であるはずがない」。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃定着支援策で林業従事者の「若返り」に5年連続成功 !! ――群馬県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<上毛新聞=16日> http://www.raijin.com/news/

 高齢化が課題となっていた林業従事者の「若返り」が進んでいる。昨年度の
林業従事者平均年齢は54・6歳で5年連続して低下。自然志向の若者が林業
への関心を強める中、課題となるのが定着に向けた支援策。県林業労働力確保
支援センターは00年度から、就業3年未満を対象にした基礎研修を開始した。

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チホウ政治じゃーなる vol.310

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【チホウ政治じゃーなる】  ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■
 vol.310            ■   ■■■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■
 2005/1/24 発行      ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■■■
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発行人より
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●毎月第4週は、NPO法人コラボが発行するニューズレター「コラボ」のダ
イジェストをお送りしていますが、1月はお休みだったので、今週も通常どお
りの「チホウ政治じゃーなる」をお届けします。なお、来週は第5週にあたり
ますので、発行はお休みとなります。

●サイト( http://www.kabashima.com/ )の左ブロックで続けている、
メルマガ読者の居住都道府県アンケートは、回答者がこの1週間で倍になりま
したが、まだまだ2桁という寂しい状態です。締切の今月末までにはなんとか
100人に到達したいものです。ちなみに傾向としては、東日本、とくに「北」
にやや比重があるようです。それにしても、四国が1%とは寂しいかぎりです。

        住民基本台帳人口  サイト投票結果(カッコ内は先週)
 北海道・東北    12%       21(16)%
 関東        32%       26(29)%
 中部        17%       11(13)%
 近畿        18%       19(16)%
 中国         6%        7( 8)%
 四国         3%        1( 2)%
 九州・沖縄     12%       11(13)%

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃駆け込み採用「60歳まで雇用保証」が原因 ??? ――宮城県栗駒町┃
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<河北新報=23日> http://www.kahoku.co.jp/

 栗駒町の大関健一町長は、臨時職員採用問題の発覚後初めて会見し、「合併
町村に迷惑をかけ申し訳ない」と陳謝。採用理由について、60歳までの雇用
を保証する協定を臨時職員と交わしていた事実を挙げ、「町が存在する間に身
分保証しなければならないと判断した。(協定)違法という認識はなかった」。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃中海干拓堤防開削問題の知事会談は「密室の共同謀議」 ? ――鳥取県┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<日本海新聞=22日> http://www.nnn.co.jp/

 鳥取県議会で、県側が中海干拓堤防の開削問題で鳥取、島根両県が森山堤の
一部開削で合意した知事会談の内容を説明。委員からは「密室の共同謀議だ。
全面開削を主張してきた知事の大きな政策変更で、理解が得られるようなアク
ションがあるべき」など、片山善博知事の姿勢を批判する声が相次いだ。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「だまされた」被買収の6前町議が賠償請求 ??? ――熊本県五和町┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<熊本日日新聞=22日> http://kumanichi.com/

 03年の衆院選をめぐり公選法違反(現金被買収)で略式命令を受けた五和
町の前町議6人が、「選挙違反にはならないとだまされ、金を受け取らされた
ために町議失職に追い込まれた」として、同法違反(現金買収)で略式命令を
受けた前町議長に総額3千3百万円の損害賠償などを求める訴えを起こした。

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